断酒301日目です。

順調です。



私の大好きな作家の一人、

マイクル・コナリー



昨年末に発表された

ミステリーベスト10では

最新作『転落の街』

第7位に選ばれました。






主人公

ヒエロニムス(ハリー)・ボッシュ

シリーズ最新作です。



私はこのシリーズを

第一作目から読んでいますが、


この「ヒエロニムス」という

珍しい本名について主人公が、


「アノニマス」

(=匿名の、誰でもない、名前のない)



と、韻が同じなのだと、

他の登場人物に説明していたときのことを

よく覚えています。




誰でもない、ただ一人の人間、

傍観者であろうとする主人公が

そんな自分を表現しようとしたのです。


(どの作品だったか忘れてしまい、

 今探しても見つけられませんでしたが)




私はこのときに初めて、

この言葉を知りました。


(また有名なハッカー集団が今もそう名乗り

 世界中を騒がせています)




そして、最近になって、私は、

AA(アルコホーリクス・アノニマス)

「無名のアルコホーリクたち」

という言葉に出会いました。


(なぜここで「アノニマス」という

 言葉が使われているか、

 その理念については、

 BB(ビッグブック)に書かれています)



この不思議な繋がりについて、

何か縁のようなものを感じています。





さらに、ヒエロニムス・ボッシュという名前は

中世の画家である

ヒエロニムス・ボッシュ(ボス)

同性同名でもあります。



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『地上の愉楽の園』(中央パネル)



私はこの画集を、

お酒を飲みながら、

飽きずにずっと眺めているのが好きでした。



特に、

『放蕩息子の帰宅』などは、

まるで自分の姿のように思えて

妙に気に入ってました。


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ところで、

マイクル・コナリーの書いた

ヒエロニムス・ボッシュは、


「深淵を覗く者」


と他の登場人物から呼ばれています。




そこには次の言葉が引用されています。



 『怪物と戦う者はだれであれ、

 その過程において、

 自分が怪物とならぬよう

 気をつけなくてはならぬ。

 そして、おまえが深淵を覗きこむとき、

 その深淵もまた

 逆にこちらを見つめかえしているのだ』

 (ニーチェ)





私にとっての


「怪物」は酒であり、

「深淵」とは酩酊状態の底に見えるもの、



なのだと思います。




明日も断酒を続けます。