断酒31日目です。

順調です。


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11月23日勤労感謝の日。


午前10時頃

目が覚めたのはいいのですが、


また眠ってしまい、

またたくさんの夢を見て、


妻に起こされたら

午後6時半になっていました。


昨夜はそんなに夜更かし

した覚えはないのですが、


やっぱり体調悪いのかなあ。

それとも現実から逃げたいだけなのかも。



夜遅くまで起きていて、

風の音や

昨夜のように雨の音を聞いていると、

いつも思い出す詩があります。



『無題(ナンセンス)』 吉原幸子


  風 吹いてゐる
  木 立ってゐる
  ああ こんなよる 立ってゐるのね 木

  風 吹いてゐる
  木 立ってゐる 音がする

  よふけの ひとりの 浴室の
  せっけんの泡 かにみたいに吐きだす
  にがいあそび  ぬるいお湯

  なめくぢ 匍ってゐる
  浴室の ぬれたタイルを
  ああ こんなよる 匍ってゐるのね なめくぢ

  おまへに塩をかけてやる
  するとおまへは ゐなくなるくせに そこにゐる

    おそろしさとは
    ゐることかしら
    ゐないことかしら



(以下略)



著作権の問題とかあるので、

全部は載せられませんが、

もしよかったらネットで探してみてください。


(それでも載せすぎ?

 でも、知らない人には

 広めているのだから、

 誰のマイナスにもならないのだから

 いいと思うの。なぜ女性口調?)



最後の3行もいいですが、


『ああ こんなよる
 匍ってゐるのね なめくぢ』



かならず夜中に思い出して

いる一節です。



吉原幸子

2002年に亡くなった

現代詩を代表する女流詩人です。



私は高校生の頃に詩にはまり、


(読むのも。書くのも。

 友人3人とガリ版で詩集を

 作って製本し、配ったことがあります)


外国のものではランボーヘッセ

T.S.エリオットエリュアールなど。


日本では中原中也立原道造

(どちらも30歳になる前に

 亡くなった詩人です)


現代詩人では吉行理恵谷川俊太郎

伊藤比呂美など好きです。




以前は萩原朔太郎なんかも。


彼は、私の大好きな猫の詩

たくさん書いています。



『猫』 詩集 「月に吠える」より


  まっくろけの猫が二匹

  なやましいよるの屋根のうへ(上)で

  ぴんとたてた尻尾(しっぽ)のさきから

  糸のやうな(ような)みかづきがかすんでいる

  『おわあ こんばんは』

  『おわあ こんばんは』

  『おぎゃあ おぎゃあ おぎゃあ』

  『おわああ ここの家の主人は病気です』




(こちらは没後50年以上たっているので、

 著作権の保護期間を過ぎていますから、

 全文載せても大丈夫なはず、です)



「ここの家の主人は病気です」


には、苦笑いしてしまいますが、

実際、彼も子供の頃から病弱で


離婚や家庭の悩みを抱え

病気を繰り返してたと言われています。



孤独を好み、詩、宗教、音楽を愛し、

たぶんその時代には

あまり知られていなかった、

精神的な病も抱えていたのでは

ないでしょうか。



以下、Wikipediaで

興味深い記述を見つけましたので

抜粋してみます。


とても正直で嘘や、
その場の取り繕いということが
できない性格だった。

非常に臆病で、
自分の書いたものの
悪口を言われるとかなり気にして、
幾日も家にこもったきりということがあった。

家に知らない人が来ると
かなり怯えた様子をすることもあった。

話し方は早口でことばがもたれたりして
ちょっと舌ったらずの感じで話すが
飲むと少しゆっくりになったという。

いつも伏し目がちで相手の顔を見なかったが、
なにかの拍子に不意に顔を挙げて、

おどろくほど大きな目で
一瞬相手の目を見て、
すぐまた目を逸らしてしまうのが癖だった。




明日も断酒を続けます。